こんばんは!
今日は名探偵コナン 世紀末の魔術師のあらすじ・ネタバレをご紹介します。
引用元:アマゾン
キャスト
本作の主人公。本来の姿は「東の高校生探偵」として名を馳せている工藤新一だが、黒の組織に飲まされた毒薬・APTX4869の副作用で小学生の姿になっている。
本作のヒロイン。新一の幼馴染かつガールフレンドで、都大会で優勝するほどの空手の達人。本作では、コナンの誕生日が新一と同じ日である事をコナンの発言で聞いたことがきっかけで、(原作やそれまでのテレビアニメでも何度か見せた)コナンの正体が新一でないかという疑惑を強めていく。
蘭の父親で「眠りの小五郎」の異名で有名な私立探偵。コナンの保護者。
コナンの本来の姿で高校生探偵。本作では、終盤でコナンの姿と声が重なったり、蘭のイメージとして描かれたり、別人の変装姿であったりなど、新一としての出番は少ない。
神出鬼没な大怪盗。コナンのライバルで、その正体を新一と知る。キッドの正体はコナン達も知らず、本作公開の時点で原作やテレビアニメでは既に判明しているが、劇場版では本作より後の作品で描写される事となる。
ほかにもたくさん出てきますが、この辺りを抑えておくと安心です。
引用元:wikipedia
以下はネタバレを含みます。
見る際はご注意ください!
ある夜、ドラキュラの映画を見ていた歩美は、寝る時に気配を感じてベランダに出ました。そこには怪盗キッドが立っていますが、歩美に気づかれ、ハングライダーで去っていきます。
余談ですが、怪盗キッドは本作まであまり登場シーンがなく、話題になったそうです。
8月19日、怪盗キッドから警視庁に予告状が届きました。
警視庁では特別捜査会議が開かれます。
〝予告状
黄昏の獅子から暁の乙女へ
秒針のない時計が12番目の文字を刻む時、光る天の楼閣からメモリーズ・エッグをいただきに参上する。
世紀末の魔術師 怪盗キッド〟
このメモリーズ・エッグは、鈴木財閥によって発見されたロマノフ王朝時代の遺産とされるインペリアル・イースター・エッグのことです。
過去に50個あり、今回発見されたのは51番目のものでした。大阪城での展示が決まっています。予告状が8月22日から23日の夜明けまでを指すと怪盗キッド担当の刑事・中森銀三が言いますが詳しい時間までは分からず。
大阪府警との合同捜査が決まり、鈴木財閥の会長から依頼された毛利小五郎は大阪に行きます。小五郎と共に蘭とコナンも大阪へ行きます。
園子の父である鈴木会長に会ったコナンは、メモリーズ・エッグがとても珍しく価値のあるものだと聞かされます。
1885年から1916年にかけて皇后への贈り物のためにエッグは50個作られていて、今回見つかったものは、当時のロシア皇帝が宝石の細工をするファベルジェに作らせた51番目のもの。コレクターからすると喉から手が出るような品です。
エッグにはからくりがなされいて、専用の鍵をさすと卵の中にある彫刻の「父と子どもたち」が動きます。父が子どもたちのために絵本を繰るようになっていました。
会場にはロシア大使館のセルゲイ・オフチンニコフ、美術商をいとなむ乾将一、ロマノフ王朝時代について研究する研究家の浦思青蘭(ほし せいらん)、映像作家の寒川竜たちがいました。
しかしコナンは不思議に思います。エッグに使われているのはガラスで宝石ではない。怪盗キッドは今まで宝石を狙うことが多かったのです。また自分の名前ではなく「世紀末の魔術師」と添えてあったのも気になりました。
大阪城には偽物を展示し、本物は別の場所に隠すことに。しかし怪盗キッドがハトにつけた盗聴器で会話を聞いていたのでした。中森刑事は犯行時刻を午前3時と予測しています。
大阪での知り合いの高校生探偵・服部平次と、その幼馴染み・遠山和葉に連れられて、コナンは大阪観光へ。平次は、コナンが工藤新一だと知る数少ない人物の1人です。
予告状にあった「暁の乙女へ」の「へ」の字が予告状の12番目の文字であることと、通天閣のてっぺん部分が光の天気予報を示す塔だと知ったコナンは、犯行時刻は時計で「へ」を示す19時20分で、「光る天の楼閣」が通天閣を意味すると読み解きます。
しかし気づいた時には犯行時刻が迫っていました。19時20分に大阪城に花火があがります。それは、通天閣から目をそらすための罠でした。
それと共に、大阪の街が停電に。しばらくすると停電は復旧しますが、怪盗キッドはその間に通天閣から観察し、病院などの公共施設以外に、いち早く自家発電で電気を復旧させた場所をチェックして、そこにエッグがあると見抜いて盗みに現れます。
通天閣から飛ぶハングライダーに気づいたコナンは、平次のバイクの後部座席に乗せてもらって追跡します。平次は追跡途中にバイクで転倒しますがコナンに「追え!」と言います。
キッドを追いますが、その時何者かが怪盗キッドを狙撃します。ハングライダーは海に落ち、現場にはエッグと右目用のモノクルと、ケガをした白いハトが残されます。
エッグは取り戻せましたが、傷がないか鑑定してもらうため、急遽、鈴木財閥は専用の豪華客船で東京に運ぶことに。コナンはケガをした白いハトを手当てして、客船の部屋に置きます。
その船の中には、パティシエールの女性・高坂夏実が乗っていました。夏実は両親を5歳の時に亡くし、祖母に育てられていましたが、曾祖父が細工職人でした。
エッグを見せてもらうと、床部分に鏡がついていました。灯りを消すと、ガラスの反射で壁に横須賀の城の映像が映し出されます。魔鏡といって、日本と中国の技術を使ったものでした。これでエッグの製作者は夏実の曽祖父・喜市と判明します。
エッグは2つ存在し、その2つは夏実の曽祖父が作ったものではないかと考えたコナンは、夏実が育った祖母の家・横須賀にあるお城に案内してもらうよう頼みました。その日の夕方、寒川が右目を撃たれて部屋で死んでいました。現場は羽毛布団の羽毛が飛散し、指輪とペンダント、撮影したビデオテープがなくなっており、警視庁の目暮警部と白鳥刑事はヘリで捜査に向かいます。
現場に西野真人のペンが残されていたことから、西野が疑われます。しかも西野の部屋に指輪が残されています。コナンは阿笠博士に電話をして、右目を撃つスナイパーについて調べるよう頼むと、スコーピオンという年齢・性別不詳の殺し屋がICPOで国際指名手配されていると知ります。
コナンは西野の仕業ではないと考えます。ハトがいると知って西野がコナンの部屋に入るのを拒否したことをあげて西野が羽毛アレルギーだと指摘し、もし西野が犯人であれば部屋の羽毛を散らさなかったろうと言います。
むしろ「寒川が西野をはめようとして指輪を自分で隠し、部屋に戻ったところで寒川がスナイパーのスコーピオンに殺害された」と推理します。そして寒川が殺害されたのは、寒川がスコーピオンに不利なものを撮影してしまったからではないかと思います。
陸に着いたコナンたちは、夏実の家に案内してもらいます。途中、阿笠博士に頼んでいた特注の眼鏡をコナンは受け取りました。阿笠博士と共に来ていた少年探偵団は城の外から地下室に入りこみます。
城に入った乾は財宝を盗もうとして、城にある罠にかかってしまいます。城には曽祖父・喜市の写真はありますが、曾祖母の写真がありませんでした。夏実も見たことがないと言います。小五郎のタバコの煙の流れでコナンは秘密の地下通路を見つけます。
夏実が幼い頃から聞かされていた言葉をパスワードにして地下室に入ります。パスワードはロシア語で「秘密の魔術師」という意味でした。地下室の途中で、コナンたちと少年探偵団たちは鉢合わせ。奥の行きどまりには双頭の鷲が描かれており、王冠に光を当てると、さらに下への通路が現れます。
地下室には棺があり、夏実が持っていた鍵で開きます。棺には曽祖母と思われるガイコツと、52番目のエッグがありました。エッグの中身は空っぽです。マトリョーシカだ!と歩美が指摘し、持ってきたエッグを52番目エッグに入れて地下室の台に置くと、部屋の天井に皇帝一家の写真が映し出されました。
そこには、夏実の曽祖父と曽祖母が一緒に写っている写真もあります。
すると犯人から狙撃され、エッグが持ち去られます。追跡している最中、コナンは乾の死体を発見します。犯人は地下室のドアを閉め、城に火をつけると立ち去ろうとしました。このままだと地下室にいる皆は焼死します。1か所だけ形の違うレンガを発見して追跡したコナンと白鳥刑事は、犯人が青蘭だと見抜きます。青蘭をロシア語読みすると、プース・チェランになるからです。
青蘭はグレゴリー・ラスプーチンの末裔でした。ラスプーチンは皇帝夫妻と親交が深かったものの、いろんな逸話があり、怪僧・怪物などと呼ばれています。最終的にラスプーチンはロマノフ王朝を滅ぼしたと言われており、青蘭は先祖の復讐のために、青蘭はスナイパーのスコーピオンと名乗っていました。
寒川を殺したのは、客船の部屋にラスプーチンの写真を飾っていたのを撮られたからで、乾を殺したのは、サイレンサーを拳銃につけているところを目撃されていたからでした。さらに小五郎はラスプーチンの悪口を言ったからでした。他のメンバーはその間に外へ脱出していました。
青蘭はコナンの右目を撃ちますが、コナンは狙撃に備えて眼鏡を防弾用にしていました。これはチートだろ。
青蘭に麻酔銃を撃ち込んだところへ白鳥刑事があらわれ、青蘭を抱えて燃え盛る城から逃げ出します。ところがこの白鳥刑事は、怪盗キッドの変装でした。後に、本当の白鳥は軽井沢に行っていたことが判明しますが、コナンは怪盗キッドの変装だと知っていました。事件はなんとか解決。
夜、雨が降り始めました。蘭はコナンが新一ではないかと疑う時があり、探偵事務所に戻ってからコナンに「新一なのか」と問い詰めます。その時、新一が現れました。コナンがいる時に新一が現れたので蘭の疑いは晴れ、雨にぬれた新一に、タオルを持って来ると部屋を去ります。
新一の変装も怪盗キッドのものでした。自分の白いハトを手当てしてくれたお礼に、新一を装い疑いをそらしたのです。怪盗キッドが予告状を出したのは、夏実のためでした。夏実の曽祖父・喜市の妻・マリアはロシア皇帝一家の生き残りでした。
当時はロシアと日本の仲が悪かったため、地下室に妻を埋葬せざるをえませんでした。怪盗キッドは、19世紀の「世紀の魔術師」とされる喜市への敬意を表して、それらを明るみにするのが狙いでした。
それが功を奏し、新たに見つかった2つのエッグは夏実の元へ返されました。